宇宙という大きな海の端で

『お台場踊り場土日の遊び場』宇宙Six公演お疲れさまでした!

前置きは省略して、感想書きます!完全なる他担による詳しい事情や込み入った事情は考慮しない・配慮しない記事ですのでそのあたりもよろしくお願いします!

 

【公演名】お台場踊り場土日の遊び場(以下、湾岸)宇宙Six公演

【参戦日】2017年11月4日18時公演

【場所】お台場湾岸スタジオ・中列花道より少し後ろの下手側

 

唐突に言いますが、宇宙Sixみんな歌うまいですね!!!?

私本当にびっくりしました。林翔太くんが美声で歌が上手いことは存じていたのですが、残る5人も引けを取らない上手さで「何でこんな美声ユニ隠してたの?」と事務所に詰め寄るレベル。まぁ実際は事務所が隠してたんじゃなくて私が気付いてなかっただけなんですけどね……気付けてよかった。『素晴らしき世界』を聞いて眠りにつきたい。

何も伝わっていないと思うのでもう少し噛み砕いて説明しますと、どの曲もみんなのソロパートたくさんなんですよ!なぜこのことに興奮しているかというと、4人以上メンバーがいるユニットで全員にまんべんなくソロパートがあるってなかなか珍しい気がしたんです。3人ユニットならともかく、ある程度人数のいるユニットだとどうしても中心となるメンバーのソロパートが多くなるじゃないですか。統計とったわけじゃないですけど。だけどみんなソロパートがあれば、「この子はこんな歌声しているんだな~」ってニヤニヤできるわけで。山本くんは普段ハスキーなお声をしていますが、歌声はハスキーさを活かしながらも落ち着いた優しさがあってとても好きな歌声でした。みんな平等がいいとかそういうわけではなく、6人いれば6通りの歌声があって、そのぶんの表情がある。それをどのように並べるか工夫することで曲の魅せ方の幅が広がるんですよねきっと。6人のソロパートをたくさん堪能できるうえ、曲の世界観も楽しめる。なんて贅沢なことなんでしょうか……みんな歌が上手いからこそですよね。

 

歌のみならず、めちゃめちゃ踊るところも嬉しいポイント。

ダンスの精鋭They武道とM.A.D.出身の幸大くんはもちろんのこと、あらゆるコンサートバックについて尋常じゃないくらいの曲数をこなしてきた原くん・目黒くんが揃ったなら踊らない選択肢なんてあり得ないのは私にだってわかります。ファンサ・移動のために客席降りる以外は踊りっぱなし。何なら客席通路でも踊ってる。踊りの上手い下手は素人の私には判別できないのですが、ダンスに熱を感じました。「Miracle Starter」のようにキャッチーで可愛らしいダンスから「行カナイデ」のようなアダルティックなダンスまで幅が広く、メンバーの身長も体格も様々であるがゆえに身体の使い方にも個性や工夫が見えて本当に見ていて楽しかったです。

 

MCやゲームコーナーはまぁぐっだぐだでしたが、それも心地よかったです。ちょっと滑ったらみんなでフォローするシステム凄くいいですね。そのフォローの仕方もメンバーによって様々で、言葉でフォローする人・リアクションでフォローする人・スキンシップでフォローする人……これからどんどんバリエーションが増えていくんだろうなぁ。MCは役割分担がある程度できていて、トークを回す江田くん、話を広げる幸大くん、引っ掻きまわす山本くんと原くん、時折痛快な一言で場を盛り上げる林くん、とにかく雰囲気を和ませてくれる目黒くん。この6人のトークは笑いを狙いに行くのではなくトークの延長線上に笑いが置いてある感覚で想像もしないオチが待っているんですよ。そのオチもただ笑えるだけじゃなくて「可愛いなぁ」とか「いい話だなぁ」って余韻がある。ラジオとかやらないかな宇宙Six……。あっでもラジオだとめめりょ芸(詳しくはTwitterで検索)が見れない。それは困る。ジレンマ。

 

そして何より選曲と演出が天才!!!!!

あくまで私比ではありますが、本当に選曲が幅広くて手厚い。Sexy ZoneジャニーズWEST以外は全部歌ったのではないでしょうか?つまりどんな道を歩んできたジャニヲタにも対応している仕様!私はV6、NEWS、キスマイと通ってきましたが、変にマイナーではなく、しかしいい具合にマニアックなんですよ。痒い所にめちゃめちゃ手が届く。ありがとういいセトリです……。セットは「遊び場」より「踊り場」寄りだった気がします。これ全ユニ共通なのかな?セットの二階部分にバルコニーのような空間があり、さながら宮殿のダンスフロアのよう。客席にはいくつものシャンデリアがあり、ハットを被って踊る曲はムードが満点でした。個人的には「TAKE ME HIGHER」がアンコールのラスト曲(オーラスのみラストから数えて2曲目)だったのが嬉しかったです。16-17カウコンでV6のバックで披露した曲がクリエでの披露を経て最後の曲に持ってきてもらえるなんて。They武道といえば「Yes?No?」の印象が強く(少クラでやったから)今回の一曲目もこれでしたが、それくらい大事な曲って思ってもらえているのかなぁなんて。ちなみにアンコール前の本編ラスト曲は「素晴らしき世界」でした。歌詞が良いのはもちろんのこと、演出も素晴らしくて実はちょっと泣きました。テレビ局のスタジオである、という特性を活かしてずっとかかっていた幕をラスト曲で取り払い、壁に温かなオレンジの映像を流す。もう一度言います、天才。

 

歌・ダンス・トークとここまでべた褒めしましたが、冷静に褒めるあまり当たり障りないことしか言えてない気がしています。でもね、決して評論家ぶるつもりはないんですけど全て手放しで褒めるってなかなかできないほうで。

テンション高い文章が書けないのもあいまって何の面白みもないなって自分でも思ってます。もうちょっと宇宙が最高なことを楽しく伝えたかった…。ですが、百聞は一見にしかずという言葉もあるくらいですし、もっとたくさんの方に宇宙Six見てほしいです。こんなこと言うと宇宙担さんに怒られちゃうかな?でも、例えばテレビでもっと宇宙Sixが楽しめたら幸せだなって私は思います。Sakuraからのメンカラの紐がさがった衣装ももっと見たいです。

 

「宇宙の湾岸」なんて文字にするとやたら壮大になってしまうな、なんて公演始まるまで個人的にちょっと恐れおののいていたんですけど、あの広い広い宇宙のどこかに端っこがあるのかなって想像することってすごくロマンがあって、彼らの湾岸に行けば宇宙遊泳ができるのかなって期待していたんです。期待してよかったです。宇宙の淵から見えたのは、さらに宇宙が大きく広がるためのだだっ広い空間でした。向こう端が見えないくらい遠くまで、宇宙は大きくなるんだと、そう感じました。

これからの宇宙Sixの活躍、楽しみにしています。