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大切にしたい"雑感"

 

こんにちは。前回の更新から一か月経つとはてなさんから次の更新しませんかってメール来るんですね。一か月経つのは早いものだなーと感じる今日この頃です。

それはさておき、先日2017年の『Endless SHOCK』を観劇してきました。2015年、自担の出演をきっかけにSHOCK観劇デビューした私にとって、初めての自担がいないSHOCK。今回の記事は2017年のSHOCKの感想と私がいかに「SHOCK同期亡霊か」という話をします。毎回恒例の前書きでのおことわりですが、楽しい記事じゃないしストーリーへの言及なんて全く無いし、ライバル側のJr.の話しかしていませんのであしからず。批判じゃないよ。

 

私は2015年冬のSHOCKからカンパニー入りした諸星翔希くん、岸孝良くん、野澤祐樹くんの3人を「SHOCK同期」と呼んでものすごく応援していました。この呼称は野澤くんが雑誌で言っていたことに由来しています。岸優太くんがカンパニーに大抜擢されるまでそこそこ縁遠い舞台であったSHOCKにオーディションを勝ち抜き選抜された3人。日本最高峰のミュージカル、完成されたカンパニーに突如仲間入りを果たした3人は互いに切磋琢磨しあいながら技術や精神を磨いていくことになります。

今年のSHOCKはこの3人は出演せず、松田元太くん、浜中文一くん、寺西拓人くんがカンパニー入りしました。昨年出演していた松倉海斗くんは続投です。正直、この知らせをメールで受けたときはぶっ倒れるかと思いました。3人に何も文句はありません。Jr.にとっていつまでも出演し続ける舞台ではないという意見も見ますし、きっとその通りなんだと思います。ただ、私の大好きなSHOCK同期が見れなくなることが辛かったのです。

しかし、そのことと観劇する/しないは関係がないのでひとまずチケットを取って先日観劇してきた次第です。最初の観劇するきっかけこそ出演者でしたが、今はあの作品そのものが好きなので。

 

一幕、全く趣の違う舞台を見ているような錯覚を覚えました。

話の本筋は同じ。曲も同じ。主な台詞があるキャラクターもリカ以外は同じ役者が演じているにも関わらず、周りを固めるメンツが違うだけでここまで景色が変わるものか!?と驚きました。キャストが変わることによって細かい演出も変更されているんですよね。アドリブ要素の強いシーンが集まっている一幕は新しいカンパニーがとても新鮮でした。ハマナカが結構喋るのでそこもびっくり。

これ書くとものすごく怒られそうなんですけど、どうしても「あの時彼は何て言ってたかな」「何をしていたかな」って考えてしまって辛かったです。もちろん去年の方がよかったなんて比較して下げて見るような視線は一切ありません。ただ、去年・一昨年の出演者のSHOCKしか知らなかったから、というだけです。去年とは違う世界線だと割り切れればよかったんですけどね……。ただ、私の意識がその雑念を越えて今年の世界線に入り込んだ時のハマリ具合が凄まじかったです。元太くん本人は松倉くんより年下なのにあの世界ではゲンタの方が完全にカイトより年上でしたし、ハマナカは状況がきちんと見えている大人でしたし、テラニシはクールだけど自分の意志を持ちながら行動ができる人でした。

SHOCKにおける個性とは主張するものではなく漂わせるものなのかなと以前から思っています。私自身観劇歴はさほど長くないので私が思う中で、なのですが、ドリボやジャニワ・ジャニアイ、滝沢歌舞伎などと比べるとダンスや歌唱に統率が求められている感じがすごくあります。それもそのはずで、SHOCKは「ショーに打ち込む青年たち」を描く物語なので演目のほとんどは劇中劇。出演者は演技をする「彼ら」を演じているという二重構造になっています。そんな彼らの演技をしていないという演技(変な表現ですみません)が見られる代表的なシーンが「Yes My Dream」です。オフブロードウェイで上演されていたステージが千秋楽を迎え、その喜びをキャストスタッフ(役ですよ)みんなで分かち合う素敵なシーン。出演者は決められた動きを守りながら様々な遊び要素を連日繰り出してきます。昨日は男性のスタッフさんに話しかけていたけれど、今日は別のスタッフさんとハイタッチしているぞ……?みたいな感じ。つまり何が言いたいかというと!!!このシーンで出演者の皆様が考えたキャラクターの個性や関係性が見えてくるということです!!!!私、このシーンがとても大好きです。例えば去年。あちらこちらでわちゃわちゃはしゃいでいたノザワ、タカ、モロホシ、カイトは途中で下手側に集まって手のひらを重ね合わせ掛け声と共に上に高く掲げるという微笑ましい動きがありましたし、スタッフさんと衝突したモロホシが軽く口論をしている様子をカイトがハラハラした顔で見守っていたらノザワが仲裁に来て、あれ?タカは?と思ったらちょっと遠いところでリカとめっちゃ親しげに話していた……みたいなやりとりもありました。これだけで4人の関係性や立ち位置がよくわかりますよね。アドリブといえど当然話し合いは開演前に行われているわけで、それを経て彼らの役同士だけでなく演者同士の仲も深まっていく……と。それは今年も一緒なはず。今年の公演を複数回観劇していらっしゃる方はいろいろな気付きを持っているかと思います。私は去年・一昨年と何度も観劇する中でSHOCK同期+ユウタ・カイトが大好きになりました。その後のヤラがリカに指輪を渡そうと頑張るところやブロードウェイの街のシーンなど役の個性が見えるところで「あの時彼は……」と考えてしまったのはそのためです。

 

二幕はアドリブ要素の少ないとてもシリアスだけれどそれでいてきらびやかな演目。一幕で今年の出演者による今年のSHOCKを体感したので、もう辛い気持ちになることはありませんでした。歌にダンスに表情に引き込まれっぱなし。この感覚は実は初めてだったかもしれません。やっぱり、どれほど意識していても自担がそこにいるとそっちばかり気になって仕方ないみたいなところがありまして……だから、全体がきちんと見れてよかったです。

特に気になったのは元太くん。いつも元気いっぱいしゃかりきに踊る「げんげん」なイメージが強かったのですが、とても大人っぽくなったなぁと……。カイトより年上の役柄なんですよね。それを表現するためなのか前髪をきれいにあげていて、表情もきちんと見えました。基本的に私は誰に対しても「前髪あってほしい派」だったのですが、舞台においては 顔が見えるというのは大事だなと実感しました。それはさておき、目線のやり方や指の先まで意識を向けた所作にダンスの上手い・下手がわからない私でも「あぁこの子はとてもダンスがうまいんだな」と思わされました。

もちろん寺西くん・浜中くんにも感心の連続。松倉くんは言わずもがなです。昨年12月、『クロスハート』で何度もお姿を拝見したはずの寺西くんは見違えるほど別人のようでした。願わくばもう少し声を聞きたかったかなーと思うのは欲深いでしょうか。でも、二幕のコウイチとのかけあいでは劇場を優しい笑いに誘っていてとても心地よかったです。あと、立ち姿が画になりますね。浜中くんは最初にも書きましたが想像以上に台詞がある。ライバル組の中では一番お兄ちゃんなんですね。去年のタカとノザワの役柄をあわせ、さらに「上に意見が言える」キャラクターにした感じ。彼はこの舞台以前に別の舞台で座長をつとめただけでなく、カンパニー入りのきっかけが事務所推薦という近年では異例の実力者だそうで……そりゃこれくらい喋らせたくなるよなと。彼のおかげでカンパニーの色がとても変わるのがよくわかりました。

松倉くんは去年よりちょっと大人になったな、と思いました。カンパニー内での立ち位置が「みんなの弟」なのは去年とは変わりませんが、気遣いや思いやりの表現方法に落ち着きが見られました。コウちゃんの言っていることは正しいし僕もそう思うけど、ヤラくんだって間違っていないよね、っていう気持ちになった時、以前のカイトは「どうしようどうしよう」とあわあわする表情を隠せない、という感じでしたが今回見たら「どんな言葉を言えばみんなわかってくれるかな」って思案している感じ。これもカンパニーのみんなが大人っぽいからでしょうか。とても感じることの多い演技でした。

 

今年の1月24日。『Johnny's ALL STAR ISLAND』千秋楽では二幕でSHOCKカンパニーによる「夢幻」と「CONTINUE」が披露されたそうです。自担はリハーサルを見て涙し、「夢幻」を舞台袖からみて涙し、「CONTINUE」を今年のカンパニーと共に歌いながらとても号泣していたと当日観劇していた方のレポやネットニュースで知りました。彼自身この舞台にとても思い入れがあって、自分がいないSHOCKに対してこみ上げるものがたくさんあったのだと思います。この舞台を通して意識が変わった、と語ることもありました。彼がここで泣いた理由が、私自身も観劇を通して少しだけわかった気がしました。SHOCKはコウイチがいて、リカがいて、ライバルがいて、オーナーとアンサンブルがいれば成り立つ舞台です。そこにいるJr.はもしかしたら誰でもいいのかもしれません。もちろん様々な条件や前提全てを無視して誰でもいいとは思いませんが、絶対にモロホシじゃなきゃいけないなんてことはないし、ノザワやタカじゃなきゃいけないなんてこともないんですよね。だって、3人がカンパニーに加わるよりずっと前からこの舞台は成立していたのだから。きっと中にはその「ずっと前のカンパニーによるSHOCKこそが至高である」と思う方もいらっしゃると思うんです。ただ、少なくとも各年のSHOCKにはその年のカンパニーのメンバーが必要だったはずだ、と、私はそう思っていたい。今年のメンバーはこのメンバーがベスト。去年は去年のメンバーが、一昨年は一昨年のメンバーが最適だった。そういうことなんだろうなと。

今年のJr.メンバーが発表された時、「SHOCK同期」じゃなかったことがとてもショックだった(シャレじゃないよ)と言いました。実は今も少しだけそう思っています。私には彼ら三人に思い入れがありすぎるから。その思い入れを作ってくれたのがSHOCKだから。ここまでの文でその思い入れを持つに至る理由が書けていないので何でそこまで、って思う方もいらっしゃると思うのですが、きっと同じ思いをしている方もいらっしゃるんじゃないかなぁ。

カンパニーが変わっただけじゃなく、SHOCK同期3人の境遇も大きく変わりました。ジャニアイの二幕でステージ上に広がった景色は、そのことを何よりも物語っていたのではないかなと思います。

「後輩の岸優太と諸星翔希は、以前“SHOCK”に出たことがあったので。岸たちに「いいじゃないか“SHOCK”に出てたんだからおまえらも(一緒に)出ちゃえ!」と言ったら、泣きながら歌ってくれたのは嬉しかったですね。“SHOCK”にそこまでの想いを持っていてくれたんだ、って。」

 私は座長がおっしゃっていたというこの言葉に震えました。この時のステージにのんちゃんと孝良くんが参加することは叶わなかったけれど、みんながSHOCKに出た仲間であることはこれからも絶対に変わらない事実。だから、私はこの先もずっと「SHOCK同期」が好きなんだろうなと、そう思います。

 

この記事、タイトルになんて付けるかかなり迷ってこの言葉になりました。 今の気持ちを全て綴れたとは言い切れないけれど、これらは今の状況や環境も好きであるということを前提にあの時も忘れないよという前向きな感情としてひとまず更新しておきます。もしかしたらそのうち非公開にするかもしれないけれど、少なくとも今は大切にしておきたい雑感です。

今年のSHOCKも素晴らしいので公演数残り少ないですがみなさん観劇してください!!!