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クロスハートのはなし①

クロスハート大千秋楽おめでとうございます!

思い返せば一番最初の発表が2016年3月。ライブバージョン初日2016年11月11日からミュージカルバージョン大阪大千秋楽2017年1月8日までとても長い舞台だったなと思います。出演者の皆様、スタッフの皆様本当にお疲れ様でした。素敵な作品をありがとうございます。映像化・再演を心より希望していますが、難しいようなら時永准教授の書いた脚本を世に出していただけたら……なーんて。お願いします…。

 

さて、全ての公演が終了したので、感想を書いていこうかなと思います。感想というか好きなところや気になるところを妄想で加筆して長々としたためたものです。もはや妄想だらけ。解釈違いには広い心で対応お願いします。こういう風に感じた・考えた人もいるよということでひとつ。

ストーリーについての説明はありません。見た人ならわかるはず!というノリですあしからず。あらすじはきっと他の方がまとめてくださっているかと思いますので各自で探していただければ幸いです(笑)予防線は張ったよ!!

 

○恋愛模様

友情すっぽかしてしていきなり恋愛かよ!と怒号が飛んできそうですが……でも、恋愛がストーリーに華を添えていると思います。

簡単に説明すればエルネスト→ティエリ→セザール→←アルセーヌ←二コラとリュック→←カミーユ。ロドリグとマクシムは蚊帳の外……いや、マクシムはちょっとカミーユを意識しているかも。とにかくなかなか複雑なことになっています。

私のお気に入りはエルネストとティエリ。エルネストはティエリのことを好きだけれど、ティエリはセザールのことが好き。ティエリは感情表現がストレートで、セザールの行動を気にかけたり恋敵となるアルセーヌに喧嘩を売り直接会いに行ったり……そんなティエリにエルネストは少しやきもきしている様子です。「苦しくないのか」と問いかけるシーンは見ているこちらが苦しくなります。ティエリはとても芯のある強い女性ですが、恋愛に対しては「セザールを守る」という思いと「セザールに着いていく」という思いが同居しています。「私のそばにずっといて」と泣きながら懇願する様子からはセザールとどんな関係を築くよりもまずは離れ離れにならないで済む毎日を望んでいたのかなと。

エルネストにとってのティエリは守りたい相手。彼の告白も「好きだ」ではなく、「何があってもお前を守る。これからもずっと」でした。私このシーンが物語の中で一番好きです……!この少し前にティエリはアルセーヌと一戦を交わし、ティエリは右手を怪我してしまいます。アルセーヌはセザールにしてあげたようにティエリの傷の手当てをして、ティエリはアルセーヌの利己的ではない愛や慈悲の心を知って彼女にはかなわないと知るわけです。その様子を遠くから見ていたエルネストはティエリがアルセーヌに襲われていると勘違いして剣で切りかかるのですが、その時のエルネストは「ティエリ大丈夫か」とティエリに問いかけます。私の記憶では「大丈夫だティエリ」と「ティエリ大丈夫か」の2パターンあったはずなんですが……前者はティエリを普通の女性として、後者はブルゴーニュの戦士として対等に見ている感じがします。前者は1回しか聞いていないのでもしかしたら言葉のニュアンスを試してみただけなのかもしれません。ただ守りたい愛する女性であるなら前者でもいいと思うのですが、エルネストはきっとそうじゃないんですよね。ティエリがセザールを思い、自らも戦士として戦ってきた姿を見てきているのでこれからも一緒に戦っていくことにかわりはないのだと思います。戦う中で何かあったら、その時は絶対に守る。そういうことなのかなぁ……。あと、ベタな感想だと最後、エルネストがティエリを強く抱きしめるんですけど下手側から観劇したらその勢いがなかなか強めでエルネストの抑えられないけれどどうにか胸の内で留めていた思いが一気に溢れだしたようでとても感動しました。でも、ブルゴーニュ派の戦士たちはこの出来事の直後、オルレアンに出征するんですよね……あぁ切ない。頼むから生きて帰って来て……!

 

○時永准教授とミカエル 

最初から最後まで謎の存在!あらゆるシーンでふらっと現れてはすっと消えていく時の旅人?支配者?がミカエルという男でした。どのタイミングで出てきて消えるかは覚えていない(多いから)のですが、私の記憶では2回だけ、顔を隠して出てきます。

1回目はセザールに襲いかかり、リベルテ派からブルゴーニュ派に所属を変えるよう言う場面。これってミカエルなのでしょうか?それともブルゴーニュ派の兵士の比喩なのでしょうか?いずれにしても謎が付きまといます。

2回目は運命を変えた延長線上にある現代の、陸の命が救われたあとの場面。芹菜さんの名刺を見てきゃっきゃする陸と悟をマントで顔を隠した男が満足そうに見て去っていきます。既に時永准教授はパリのコンセルバトワールに向かうため陣内教授と別れたあとです。少し後に登場する陸と悟は芝居の話をしているので時永准教授が一人で飛行場へ行った後にサークルの学生が集合し、カミーユの手記を読んで演劇にすることを決める時間が必要です。どれだけ早く話が進んでも2~3時間は必須だと思うので飛行機には乗ってるような……じゃあここもやっぱりミカエルなのでしょうかね?現代のみんなはミカエルを見ても謎の格好をした「時永准教授」でしか無いはずなのでただの顔隠しで実は准教授はパリに行っていない可能性も。疑いすぎかな。

そういえば書いていて疑問がわいたのですが、カミーユの手記にミカエルはいなかったのかと。サークルには女性が2人しかいないからアルセーヌができない、じゃあ准教授……って准教授もミカエルになっていたらそういう話にならないよなぁ。とにかく不思議。

さらに余談ですが、1428年の世界でミカエルと単独で接触しているのはセザール(悟)とジルベール、そしてロドリグだけですよね。リベルテ派がシノンに行くことを決め、計画を立ているのをミカエルは聞いている。そしてそれをロドリグに伝えている。えっ、いつ伝えたの……?可能性があるのはセザールの意識覚醒後ジルベールに席を外すよう言われたエルネスト・ティエリ・ロドリグが「じゃあ今日は解散」みたいな流れになって(妄想)エルネストとティエリが切なーーーーいことになっている間にぼっちロドリグがミカエルと会った、みたいなことでしょうか……。シノンに向かう一本道でリベルテ派を待ち構えるブルゴーニュ派の行動動機が「ロドリグがミカエルに話を聞いたから」なのでおそらく。これ劇中では描写が無いのですが、もしあったら玉野さんと寺西くん二人だけの芝居が見れたのかなと思うと!!!!見たかったです!!!!!

 

 

ここまで書いたら3000字が目の前まで迫ってきました。マクシム関連の感想が全く書けていませんが、まだまだ書きたいことは山のように残っているので一度ここでたたみます。

最初は諸星くんという出演者を見たくてチケットを取った舞台。いつの間にかキャラクターそのものを愛するようになり、ストーリーとキャラクターがどのように絡み合うのか、そこに史実がどのように関わってくるのか、そんなことばかり考えて観劇するようになっていました。というわけで次の記事もこんな感じになると思います。ここまでお読みいただきありがとうございました。